精神障害者手帳(精神障害者保険福祉手帳)を所持するメリットとデメリット。

知人と障害者手帳について話をしていたので、そのことについて書いてみようとおもう。
ほんとは「障害者手帳」(身体・その他含む)で書こうと思ったのだけれど、精神しか持ってないし、詳しく知らないので「精神」限定で。身体障害者手帳と精神障害者手帳では、(公・民共に)受ける事の出来るサービスに若干の差があったりするので。

精神障害者手帳を所持するメリット

所得控除を受ける事が出来る

自分が最もメリットを感じているのはこれ。
精神2級・3級の場合は「一般障害者」、精神1級の場合は「特別障害者」に区分される。
一般障害者の場合、所得税で27万円の所得控除、住民税で26万円の所得控除を受ける事が出来る。
精神1級で「特別障害者」枠だと所得控除額はまた大きくなる。

ちなみに、障害者本人が税制上の被扶養者である場合、扶養している方の所得から上記金額を控除する事も出来る。

交通機関や公共サービスの障害者割引や優待を受ける事が出来る

これは交通機関や、その運営元によって変わってくるし、障害者区分(精神・身体・知能等)や、等級によって適用されたり適用されなかったりがあって、「精神はダメ!」みたいなパターンもあるのだけれど、殆どの場合「精神もOK」。
バスだとバス代が半額になったり、タクシー会社によっては10%オフだったり…。(ただし、その都度、手帳を提示する必要があるので、その恩恵を享受するか否かは人それぞれかもしれない。)

電車は…。
JRだと精神障害者は対象外のようだけれど、私鉄だと精神障害者でも割引を提供している事がある。

あと、自治体によってはタクシー券をくれたりとかもあるらしい。(タクシー券くれる自治体でも所得制限があったり、もらえるタクシー券の額面も大した事無かったりするようだけれど。)

民間企業が提供する障害者割引も結構ある

民間企業が提供する「障害者割引」を受ける事が出来る。

一番わかりやすいところで携帯キャリア3社など

携帯3キャリア(DoCoMo、au、Softbank)で「障害者割引」が用意されている。
割引制度は各キャリアによって違うし、契約プランによっても変わってくる。

ぐぐったら割と簡単に出てきたので各キャリアの障害者割引についてのリンク貼っておこうと思う。

Docomo ハーティ割引
https://www.nttdocomo.co.jp/charge/discount/hearty/

au スマイルハート割引
https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smile-heart/

ソフトバンク ハートフレンド割引
https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/heartfrend-white-plan/

遊園地その他の娯楽施設など

遊園地その他の娯楽施設の入場料やパス等にも「障害者割引」が用意されてる事がある。
フリーパス系が半額になるような施設もある。

映画など

映画館次第だけれど、大体やってる気がするし、障害者割引で1,000円程度で映画をみる事が出来る。(「●名までの同伴者も割引を受ける事が出来る」みたいなのも多い。)
「●●デー」等の割引デーを狙わずとも良いという意味ではアリかもしれない。

その他

各種メーカー・サービス等が「障害者割引」を提供していたりするので、調べてみると結構面白い。
正直、「障害者割引」に関しては、公な機関が提供するものよりも、民間が提供している割引の方が使い勝手も割引率も良い気がする。
以前はAppleなんかも障害者割引を提供していたけれど(ただし消費税にも満たない程度の割引率)、この記事を書くにあたって検索してみたら、Appleの障害者割引制度は廃止されたらしい

精神障害者手帳を所持するデメリット

特に思いつかないというか、基本的に引きこもりで、親しい友人やお金の絡む人間としか関わらないので、手帳を持っている事で「差別を受ける」といった不利益を被る機会がない」というか。
逆に「精神障害者手帳を所持している程度」の事で「あいつは〜(略)」なんて事を仰る方がいたならば、むしろその方に病院へ行く事をおすすめしたい
立派な病名付けてもらえるんじゃないかな、自覚してないだけで!

ただ、一度だけ、あえて障害者手帳を提示したことで不愉快な思いをしたことがある。
「どこで…」かというと、ハローワーク。

その件について以前に記事を書いていたので、詳細は以下の記事にて。

ハローワークの広告をみて思い出した、いわゆる「障害者」に対する対応の話(2013年02月20日 の記事)
https://9jp.info/archives/13916

ちなみに、誤解を招かないように一応補足しておくと…。
上記の件については上位機関にクレームついでに問い合わせてみたところ、「あくまで担当者が勝手に言っただけ」であって、ハローワークとしては「障害者手帳を所持していたからといって別に提示する義務はない」「障害者向けの求人情報を利用したい場合に障害者手帳を提示してくれればいい」「先に障害者手帳を提示したからといって診断書等がなければ一般向け求人を紹介できないという事は無い」。
ただ「就労能力があるか否かの確認のために医師の所見が欲しかったのではないか」といった感じの話。
要は「担当者が非常に感じ悪い人だった。」というだけで別にハローワークの方針というわけでは無いらしい

まぁ…。ハロワに赴いた動機がアレなので、「担当者の感じが悪い」だのいう資格があるのかというと微妙なところではあるのだけれど。

結論

個人的には「精神障害者手帳を所持している事」によって被った不利益はハローワークで不愉快な思いをしたという一件以外記憶にない。
「いろんな人間と上手く付き合う必要がある人」だと、「精神障害者手帳どころか、精神科や心療内科に通っている事自体、人に知られたく無い」ってケースもあるのかもしれないけれど、自分のように気にしない場合は、所得控除だけみても取得するメリットは大きいと思うし、長期的に精神科・心療内科等に通っている方は、お医者様等に取得について相談してみると良いかもしれない。

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