去年度末の話。普通に歩けば前のめりに倒れてしまいそうだったり、一度座り込んだら支えがなければ立ち上がれない程度に腰痛がひどかったのでに杖を持ち歩いていた。
腰痛は「自分としては一大事」ではあるのだけれど、「やるべきことをやらない理由」にはならないし、「先延ばし」に出来たとしても、そのための手間の方が多くかかるので、少しだけ調子が良い日を選んで杖を握った状態で税務署に赴いた。
タクシーに乗るにも運ちゃんへの説明が面倒な状態だったので、家族(というか母)が車で送ってくれたのだけれど、駐車場からして混んでる状態。
「ぁぁ…中も混んでるんだろうなー…。この状態だときっついなー…。」と若干絶望的な気分で入ってみたところ、実際「物凄く混雑していた」。
けれど…。
署内へ入ってすぐに職員の方が寄ってきてくれた
署内に入ってすぐに、杖が目に入ったのか、職員の方が直ぐ様寄ってきてくれて、「こんにちは。大丈夫ですか?」から始まり案内を開始してくれた。
更に、署内に居る間、署内の移動・順番待ち・手続きの間(勿論順番待ちは順番待ちとして待ったし、その辺りを歪めてまで優遇されたら申し訳無さで死んでしまうので、そこはむしろ有り難い。)も含め、交代で必ず一人付き添って下さったし、移動の度に書類等も職員の方が持ってついてきてくれて案内してくれて、兎に角、もう何というか「気をつかって頂いている」というのが凄く伝わってくる感じの超親切対応。(ただし、その時点ではただの腰痛なのでむしろ申し訳ない気がしたりした。後から病院で検査して頂いて病名ついたけれど。)
元々、行政・役所系に対して「対応が冷たい印象」「事務的な印象」を抱いていていた自分だけれど、立ち位置・視点が変わってみると…。
「普段は全く気にしていないけれど、混雑して見るからに忙しい中でも、こういうところにちゃんと人的リソースが割かれているのか。ありがたいな~。」
とか、好感度が急上昇したりした。
弱ってる身としては大変ありがたい事で
上記の話を友人にしてみたところ「お前ちょろすぎ!」とか言われたのだけれど、実際、立ち位置等が変わってそういう普段は気にしてない部分をみると、印象は大きく変わる。
きっと次回にはこの感覚を忘れている気がするけれど、感謝の気持ちが持続しているうちに絶賛しておきたい。
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